2024年10月06日

ベースのピックアップがへこんだ

先日のMarinoでのステージでの出来事です。

2曲目の「アウトロー」BPM=150〜60。
ベースラインは8分のルート弾き。

曲中、自分の中で盛り上がっちゃってピッキングを
Van Halen の「Unchained」でのマイケル・アンソニーばりに
ベース・ボディをグー・パンチで数小節やったんですわ。

で、ピックアップがこうなりました。
めり込んじゃってしまいました。

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自分のピッキング・フォームとしては、
4弦を弾くときは親指をピックアップにのせて弾くんですね。

ピックアップの調整としては5mmほど出しているのです。
そこに親指をのせるのね。

仕方なしに曲が終わるまで残り数分間、
親指が宙ぶらりんの状態で弾き終えたわけです。

次の曲のまでのM.Cの時になんとか引っ張り出そうと
努力しましたが、全然ダメで、その時頭の中では

  ”このまま最後まで演りきろうかな。
   無理したら弾けない事もないし、
   あかんかったらサブ・ベースもあるし。
   M.Cを中断させてまで、
   修理する為に一時ステージから引っ込む
   なんてバンドとしてカッコ悪い。うん。
   、、、、、でも残り10曲以上あるなぁ。
   ピッキングに気を囚われて十分な
   パフォーマンスできないかも。
   このベースで弾きたいしなぁ。
   、、、うん、よし。MC中断してやろう。”

と思って最後にピックアップをグリグリした時です。
「ペコン!」

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なんと元に戻りました。奇跡だ!
ピックアップの反対側をグッと押したら
簡単に元に戻りました。あー良かったぁ!
で、最後まで事故もなく良いライブが終了しました。

今思えば
あの時もっと落ち着いて考えてれば、
ピックアップの設置構造上、反対側に押さえるのが
戻る確率は一番高いのは常識なんだけどね。
奇跡でも何でもないわ
大興奮してたんだろうなぁ。
posted by kamada at 20:44| 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月22日

MARINO BIGJACK 

9月21日BIGJACK
何年振りだろうか、マリノでのワンマン。

アンコールを続けて2曲やった後の
「マリノ・コール」に
何十年振りかの感覚が蘇った。

Marino 愛に溢れたお客さん、ミュージシャン友達、
スタッフ達に後押しされて、素晴らしいライブになりました。

いろんな想いを乗り越えてのライブだったけど、
やって良かった。


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1stの曲を中心に
ベース・ソロから「Nothing For You」
「Target」からドラム・ソロといった、
昔よくやってた構成+2ndから2曲といった
セット・メニュー。

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自分が特に気を付けたところは、
当時のベースラインをなるべく忠実に弾く事。

40年振りに弾く曲など最初は「カバー」感覚。
どうしても今の自分の感覚でベース・ラインを
変えたくなってしまう。

でも忠実に当時のように弾く事での効果は
昔の自分の気持ち(曲に対する)に戻れること。
自身のバンドっていう感覚になります。

これからの「新生 MARINO」としての
活動はまだ未定ですが
この「気持ち」は大切にしたいな。
posted by kamada at 10:25| Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月14日

もうすぐ2年かぁ....

去年、
2023年10月29日「Japan HeavyMetal Fantasy」。
いろんな想いを背負って「MARINO」で参加しました。

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40年前”ジャパメタ”黎明期、共に頑張ってきた
EARTHSHAKER、44MAGNUMらとの
再会の喜びと緊張でライブは楽しかったけど、

未だ受け入れられない事が自分にはありました。


62歳という若さで先に逝ってしまった令文との
同バンドでの在籍期間はそんなに長くはないのだけど
(1985年にMARINOが活動休止してから
彼は東京へ移住。自分は大阪に残った。)

若い頃の彼からは凄まじい影響をしっかり受けた。

彼がどんなに素晴らしいギタリストであったかは、
今更自分が言うまでもないが、それよりも、

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プレイに対して真摯に受け止め、
自分に厳しく他人にも厳しい
武士道のような佇まい。

ギタリスト道とでもいうべきか、

そんな彼の音楽に対する妥協を許さない姿勢に
20代の自分は影響を受けたと思います。

同世代だけど(学年は彼が一つ上)
師匠的な存在だったから
先に逝っちゃっては困るんです。
ライバルであり、師匠への感謝であり。

今年になってようやく
「レイヴン」がいない
という事実を受け入れる事ができた。

きっかけは
「彼を忘れてはならない」という事。

彼の話をもっとしよう。
いい事も、悪いことも。

で、自分の出来ることは?

彼の残した「もの」を奏でよう、
届けようって事。

こんな当たり前の気持ちになるまで
時間かかってしまいました。
posted by kamada at 01:27| Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年03月20日

音楽を学べる事の幸せ

先日、32年間継続して務めてたエンターテイメント系の
専門学校を円満リタイヤしました。

お疲れ様です。俺!

大阪の吹田市にある「CAT MUSIC COLLEGE 専門学校」。

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これは先日、教職員が設けてくれた送別会


長い年月の間に行った授業はベース実技を細分化した
テクニック、フィジカル、フレージング、リーディング、等。

アンサンブル系では、
アンサンブル、リズム・アンサンブル、ステージ実習、等々。

年代によって学生の数はマチマチだったけど、ベーシスト以外も合わせると
教え子の総数はやっぱ何百人にもなるのかな?

18〜20歳の若者に長年音楽を教えてきてのだけど、逆に
そんなキラキラ眼の学生を見ていてエネルギーもらったし、
学んだ事は山ほどあります。

で、今想うのは、

「音楽を学べる事の幸せ」

この気持ち、大切にしたいな。
posted by kamada at 02:55| school | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月21日

Deep Purple のベースライン

先週末ハードロック・セッションで「Deep Purple」を演奏。
第一期から四期までのどれも、よく聴いてた曲ばかりのセット。

Rat Bat Blue
Mandrake Root
Strange Kind Of Woman
Lazy
Maybe next time(Rainbow)
Might Just Take Your Life
Love Child
Stormbringer
Kill the king(Rainbow)

しかしよく聴いてたのは15、16才の頃。
リッチー少年としてストラトばかり弾いてたわけで、
ベースはまだ持ってなかった。

なので今回初めてベースラインをちゃんとコピー
した曲あったって話です。

スモーク、ハイウェイ、バーン、キルキン等の
セッション定番は体に入ってるんやけどね。

初めてコピーする曲で
ロジャー・グローバー、グレン・ヒューズらの
ジャジーでファンキーでブルース・フィーリング溢れるベース・プレイに

「あー、この部分こう弾いてるのかぁ。流石!」

てなことになって嬉しくなっちゃったりして。

新鮮にパープルを演ることが出来ました。

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posted by kamada at 22:44| Band | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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