2024年10月21日

ベースの音が出ない!


またまた楽器の話になるのですが、
8月17日のセッション・ライブでの出来事。

いつも通り、リハ時間前に店に着いてゆっくりとセッティング。
シールドをプレべに接続して
アンプから出ているDIボックスに繋げてから
アンプの電源をON。
Vol.はまだ上げない。

先にチューニング。
さぁ!ゲインVol.を上げてからマスターを上げる。

あれ?ゲインを上げてもアンプのパイロット・ランプが反応しない?
あれあれ?マスターを上げてみた。やはり音が出ない。

この日はハードロック中心だったので
歪み系のエフェクターをセッティングしていた。

シールドかなぁ?
全部チェックしたが間違っていない。

アンプ直でシールド1本で試した。

音が出ない。

キーボードの人からシールド借りて試したが出ない。
アンプか?

キーボードの人にラインアウト直で試してもらった。
ちゃんと出た。

「ベースかぁー!」

ライブ活動してから数十年、こんなトラブルは一回もない。
若いころシールドの原因でトラブった事はありますが、(marinoで)

それからは必ず前日に機材はチェックしている。
でも楽器本体は完璧に信用していた。
それが甘かった。

ベース無しでリハを進行してもらい、
自分はプレべの中を調べることにした。

あー!ネジが多いなぁー。13個もあるやん!
ピック・ガードを外さなければ中が調べられない。
「ジャズべやったらネジ3個やのになぁ!」

原因は?
中を見るとボディのコントロール・ブースに貼ってあった
絶縁アルミ・テープがボディに密着されず浮いている。

artape.jpg

そのため配線内のどこかでホット、コールドが繋がって
しまったのでしょうね。

配線にはプラスとマイナス(ホット、コールド)があり、
プラスとマイナスが接触しちゃうと電流が流れなくなり(合ってる?)

当然音も出なくなるという訳だ。

その日はアルミテープを綺麗にボディに密着させてやる事で、
無事リハに戻れた。

家で再度ピックガードを外し中を点検。
問題はなぜ、こうなったかだ。

なぜ、アルミテープが変形したのか?
「連日の猛暑のせい?」
いやいや。

心当たりがあった。
7月にピックガードを新しいものに変えた。

何故ならジャック挿入口付近が割れてしまったからだ。

IMG20241005090710.jpg

プラグを抜き差しする度にピックガードが1cmほど
浮いてしまう状態でしばらく使っていたため
中のアルミテープがズレたのだろう。

ピックガード張り替えた時には気が付かなかったけど、
この暑さで変形した。、、、と
自分の中で解決しました。

で、また変形したら怖いのでアルミテープを全部
ボディからむしり取りました。
ついでにピックガード裏に立ってあるアルミも剥がしたった。

IMG20241004200412.jpg

ライブ数本演りましたが、全然問題なし、ノイズもなし、
かえって音が良くなったような気がします。

録音か何かで問題が出てくれば、その時また考えよう。
posted by kamada at 09:50| 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月06日

ベースのピックアップがへこんだ

先日のMarinoでのステージでの出来事です。

2曲目の「アウトロー」BPM=150〜60。
ベースラインは8分のルート弾き。

曲中、自分の中で盛り上がっちゃってピッキングを
Van Halen の「Unchained」でのマイケル・アンソニーばりに
ベース・ボディをグー・パンチで数小節やったんですわ。

で、ピックアップがこうなりました。
めり込んじゃってしまいました。

IMG20240923062029.jpg

自分のピッキング・フォームとしては、
4弦を弾くときは親指をピックアップにのせて弾くんですね。

ピックアップの調整としては5mmほど出しているのです。
そこに親指をのせるのね。

仕方なしに曲が終わるまで残り数分間、
親指が宙ぶらりんの状態で弾き終えたわけです。

次の曲のまでのM.Cの時になんとか引っ張り出そうと
努力しましたが、全然ダメで、その時頭の中では

  ”このまま最後まで演りきろうかな。
   無理したら弾けない事もないし、
   あかんかったらサブ・ベースもあるし。
   M.Cを中断させてまで、
   修理する為に一時ステージから引っ込む
   なんてバンドとしてカッコ悪い。うん。
   、、、、、でも残り10曲以上あるなぁ。
   ピッキングに気を囚われて十分な
   パフォーマンスできないかも。
   このベースで弾きたいしなぁ。
   、、、うん、よし。MC中断してやろう。”

と思って最後にピックアップをグリグリした時です。
「ペコン!」

IMG20240923062041.jpg

なんと元に戻りました。奇跡だ!
ピックアップの反対側をグッと押したら
簡単に元に戻りました。あー良かったぁ!
で、最後まで事故もなく良いライブが終了しました。

今思えば
あの時もっと落ち着いて考えてれば、
ピックアップの設置構造上、反対側に押さえるのが
戻る確率は一番高いのは常識なんだけどね。
奇跡でも何でもないわ
大興奮してたんだろうなぁ。
posted by kamada at 20:44| 楽器 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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