2020年04月27日
やっとエレキ・ギターを手に入れる
中学2年の冬休み、お年玉で念願のエレキギターをやっとこさ手に入れた。
グレコのテレキャスター・デラックスというモデル。
お年玉でエレキギターを買うと決心した冬休み前から、
天王寺のトミヤ楽器というところへ何回も赴きリサーチしていたのだ。
店のショーウインドウにはマーチンのD-45やフェンダー、ギブソンの御歴々。
買えるわけがない made in USA をたっぷり眺めて満足してからは、
自分が買うであろう国産のフェルナンデスかグレコ。
どっちにするか真剣悩んだ。
フェンダー系はフェルナンデス、ギブソン系はグレコなんて話は
あったか無かったか?
決め手となったのはこのモデルが2割引き+ハードケース付きであった事。
中2の自分にとっては大きな買い物でした。
アンプはAceToneというメーカーの20ワットかそこらの初心者用。
多分、店にあった一番安いヤツだったと思う。
憧れのエレキギターが家にある事が物凄い出来事で大興奮でした。
なにせ思い焦がれていたチョーキングがこれで出来るのだ。
さぁ、ビートルズを弾くぞ!
頭の中で出来上がってるゲットバックのソロ。
ジョン・レノンのソロ・フレーズ。
奏法は解っている。2弦の12フレットを薬指のチューキングで全音上げるのだ。
クラシックギターはナイロン弦なので頑張っても半音も上がらない。
エレキギターならもれなく上がるハズ。、、、、と思っていたがしかし。
なかなかキツイ!力一杯やってやっとこさ届く感じだったと記憶してます。
イメージは出来ていたとはいえ、初めてのエレキでチョーキング出来るはずがない。
今思うと、買ったギターにはレギュラー・ゲージが張ってたんだろうなぁ。
ライト・ゲージに慣れた今ではちょっとキツかったりします。
当時の自分なりの12フレット全音チョーキングの考え方として、
ガットギターのナイロン弦では頑張っても半音いかない。
アコギのスティール弦では頑張って半音。
エレキなら余裕で全音上がるハズ。 ビギナーの考えですね。
きついチョーキングで指はズルズルになっても痛さを感じないほど面白い。
そらもう!夢中で弾きまくりの介。
エレキギターの素晴らしいところは夜でもジャカジャカ弾けるところ。
といっても家族が寝静まってからはそぉーっと弾いた。
こうしてエレキ漬けになる毎日がスタートします。