またまた楽器の話になるのですが、
8月17日のセッション・ライブでの出来事。
いつも通り、リハ時間前に店に着いてゆっくりとセッティング。
シールドをプレべに接続して
アンプから出ているDIボックスに繋げてから
アンプの電源をON。
Vol.はまだ上げない。
先にチューニング。
さぁ!ゲインVol.を上げてからマスターを上げる。
あれ?ゲインを上げてもアンプのパイロット・ランプが反応しない?
あれあれ?マスターを上げてみた。やはり音が出ない。
この日はハードロック中心だったので
歪み系のエフェクターをセッティングしていた。
シールドかなぁ?
全部チェックしたが間違っていない。
アンプ直でシールド1本で試した。
音が出ない。
キーボードの人からシールド借りて試したが出ない。
アンプか?
キーボードの人にラインアウト直で試してもらった。
ちゃんと出た。
「ベースかぁー!」
ライブ活動してから数十年、こんなトラブルは一回もない。
若いころシールドの原因でトラブった事はありますが、(marinoで)
それからは必ず前日に機材はチェックしている。
でも楽器本体は完璧に信用していた。
それが甘かった。
ベース無しでリハを進行してもらい、
自分はプレべの中を調べることにした。
あー!ネジが多いなぁー。13個もあるやん!
ピック・ガードを外さなければ中が調べられない。
「ジャズべやったらネジ3個やのになぁ!」
原因は?
中を見るとボディのコントロール・ブースに貼ってあった
絶縁アルミ・テープがボディに密着されず浮いている。

そのため配線内のどこかでホット、コールドが繋がって
しまったのでしょうね。
配線にはプラスとマイナス(ホット、コールド)があり、
プラスとマイナスが接触しちゃうと電流が流れなくなり(合ってる?)
当然音も出なくなるという訳だ。
その日はアルミテープを綺麗にボディに密着させてやる事で、
無事リハに戻れた。
家で再度ピックガードを外し中を点検。
問題はなぜ、こうなったかだ。
なぜ、アルミテープが変形したのか?
「連日の猛暑のせい?」
いやいや。
心当たりがあった。
7月にピックガードを新しいものに変えた。
何故ならジャック挿入口付近が割れてしまったからだ。

プラグを抜き差しする度にピックガードが1cmほど
浮いてしまう状態でしばらく使っていたため
中のアルミテープがズレたのだろう。
ピックガード張り替えた時には気が付かなかったけど、
この暑さで変形した。、、、と
自分の中で解決しました。
で、また変形したら怖いのでアルミテープを全部
ボディからむしり取りました。
ついでにピックガード裏に立ってあるアルミも剥がしたった。

ライブ数本演りましたが、全然問題なし、ノイズもなし、
かえって音が良くなったような気がします。
録音か何かで問題が出てくれば、その時また考えよう。
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